大好きな曲の魅力

ピアノを習い始めて、音とリズムを片手で必死に追っている時期でも、子供たちの気持ちの中には、両手で弾きたい曲のイメージが描かれていると思います。
先日わがピアノ教室、初の発表会ではみんな、普段のテキスト以外から、【自分の弾きたい曲】を弾きました。毎回とはいかないかもしれませんが、発表会やイベント事では、その子にあったレベルというだけでなく、個人の好きな曲を弾いてほしいし、好きな曲のイメージを持っていてほしいです。
導入のごく始めの時期を経て、進度も良く続けている生徒さんのテキストは、いよいよ魅力のある、美しい曲が増えてきました。
もちろん、子供たちはそれぞれ好みが違って、短調が好きだったり、曲全体のテンポ感だったり響きだったり わらべうたなどお馴染みの曲が好きだったり 指くぐりが楽しかったり。歌詞が好きな曲ばかり弾いたり…。
好きな曲とそうでない曲があってあたりまえだし、そうあってほしい。
そんな話をレッスン中にするのも楽しいです。
黒鍵を使う曲が出てくると、おしゃれに感じるのか、何も言わなくてもとても練習してくるし、花丸で「合格!」になっても、次の週にまた弾きたがったり。
最初の頃は黒鍵弾くのイヤがったのに…なんてことが多いです。
お指の運動も、そればっかりじゃつまらないけど、もっと子供たちが興味をもつような取り入れかたができるといいな~。
なんにしても音楽は、頭で考えるわけじゃなく、曲の魅力で、耳でテクニックをみがいていけるといいなと思います。
子供たちの無限の可能性を広げられるよう…。
目の前の楽譜から奏でる音楽が、生徒さんの心にずっと残りますように。